瀬戸内市邑久町にある、「夢二生家記念館・少年山荘」に行ってきました。
大正ロマンを代表する画家の「竹久夢二」の生家で、夢二の作品を楽しんだり、当時の暮らしを感じることが出来ます。
今回は当サイトの広報大使”イリナ”と、「夢二生家記念館・少年山荘」を堪能してきたので、その魅力を紹介しますね(^^)
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「夢二生家記念館・少年山荘」って、どんな所?

「夢二生家記念館・少年山荘」は、”竹久夢二”が16歳までを過ごした「生家」と、夢二自らが設計したアトリエ兼住居を再現した「少年山荘」、そしてカフェ&ショップも併設している滞在型の美術館です。
瀬戸内市邑久町の閑静な場所にあり、時代をタイムスリップしたような雰囲気を味わえるのも魅力の1つ。

竹久夢二(本名:竹久茂次郎)は大正ロマンを代表する画家であり、また広告宣伝物や日用品等のデザインも手がけるなど、近代のグラフィックデザインの草分けの1人とも言われている人物です。
そんな竹久夢二の作品が楽しめるのはもちろんですが、近代日本の文化や歴史を体験することもできるのは「夢二生家記念館・少年山荘」ならでは。
詳しくは後で紹介しますが、写真映えするアイテムやスポットもあり、竹久夢二を知らない方でも、十分に楽しめる施設になっています。
「夢二生家記念館・少年山荘」の場所・アクセス・駐車場
「夢二生家記念館・少年山荘」は、瀬戸内市邑久町にあります。
ブルーライン「邑久IC」からは、車で3分ほど。
- 住所 : 岡山県瀬戸内市邑久町本庄
- 電話番号 : 0869-22-0622
(ナビで入力する場合は「0869-22-3335」で設定してください)
「夢二生家記念館・少年山荘」の駐車場は、乗用車10台分のスペースがあります。
「夢二生家記念館・少年山荘」の営業時間・入館料金など
施設名 | 夢二生家記念館・少年山荘 |
---|---|
住所 | 岡山県瀬戸内市邑久町本庄 |
電話番号 | 0869-22-0622 (ナビで入力する場合は「0869-22-3335」で設定してください) |
開館時間 | 9:00から17:00(入館は16:30まで) |
定休日 | 月曜日(ただし、月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日が休館) |
入館料金 | 夢二生家記念館・少年山荘の二館をご覧いただけます 大人600円・中高大学生250円・小学生200円 ※割引き等もあり(詳細は公式サイトで確認してください) |
「夢二生家記念館・少年山荘」を体験レビュー

駐車場に到着して目の前に見える建物は「少年山荘」でして、受付のある「夢二生家記念館」は敷地内の奥にあります。

「夢二ふるさと公園」という名の公園を歩いて、受付に向かいます。
時期的に、うっすらと紅葉している木々があったりと素敵な雰囲気。

公園内を進むと、夢二の歌碑を発見。
泣く時はよき母ありき
遊ぶ時はよき姉ありき
七つのころよ (『中学世界』明治43年)
夢二は、とっても家族思いだったんでしょうね〜。

公園を抜けて、細い路地を進めば「夢二生家記念館」へ到着です。
夢二生家記念館

ということで、ここから「夢二生家記念館」の紹介です。
当時の姿をそのままに残した、趣のある建物にイリナも興味津々。

玄関を入ると、とっても広い土間が!

そして竹久夢二の作品「童子(大正初期)」が迎えてくれます。
柔らかく温もりを感じる作風で、古き良き日本を感じますね。

夢二の生家はなんと茅葺屋根でして、2019年に茅葺を葺き替えたようです。
現在では職人さんも少なくなってるんだとか。

天井の一部をアクリル板にしているので、茅葺の内部構造を見ることが出来ました。

館内には竹久夢二の資料もあり、初めて訪れた人も夢二の人となりを知ることが出来ますよ(^^)

レプリカではなく当時の建物をそのまま保存されているので、まさに日本の昔の暮らしを感じることが出来るんですね。
昔の建物なので天井が低く、身長187cmの僕には不便(笑)

夢二について解説しているビデオも上映されています。

おばあちゃんの家に来たような安心感を感じるのは、僕だけじゃないはず。
和室って心が落ち着きますよね。

こちらでは俳句を書く紙が用意されているので、ぜひ一句詠んでみてくださいね!

机の横には、けん玉やコマなど昔ながらのオモチャが。

けん玉に挑戦するイリナですが、そうとう難しい様子。
なので僕がお手本をと挑戦するも、残念すぎる結果に終わりました(笑)

場所は変わって、こちらは当時の子供部屋で夢二が実際に16歳まで使っていた場所なんだそう。

特別企画としてポーランド人の画家、「ラデック・プレディギエル」さんの作品が展示されていました。

古き日本の美人と、現代のヨーロッパビューティーのコラボ(^^)

こちらは夢二生家記念館の中にある、展示室になっていて夢二ならではの世界観を楽しめます。

さらに奥にも作品の展示スペースがあります。
作品は季節によって展示が変わるようなので、リピートで訪れる方も多いのだとか。
※展示室内は撮影禁止なので注意してください。(今回は特別に許可をいただいて撮影しています)

建物の外にはオシャレな和傘が用意されているので、趣のある記念撮影にピッタリ!

そして庭には「宵待草(よいまちぐさ)」が一輪だけ咲いていました。
夢二が作詞した有名な詩のタイトルに「宵待草」という作品があるんですよ!
この時期に宵待草が咲くのは珍しいようで、ちょっとラッキーな体験が出来ました。
少年山荘

次は、駐車場の正面にある「少年山荘」を紹介しますね!
こちらは夢二自らが設計した、東京世田谷にあったアトリエを再現した建物になります。

屋根にはハートがあったりと、随所に夢二らしさを感じる造りになっているんですね。

外観からも分かる通り、基本的には洋館になっていて独特の雰囲気があります。

夢二は「生活の中の美」も大切にしていたそうです。

こちらは作品の展示スペースになっており、夢二生家記念館とはまた違った雰囲気を楽しめます。
※展示室内は一部のみ撮影可能なので注意してください。(詳しくはスタッフに聞いてみてくださいね!)

こちらでは、竹久夢二の等身大パネルを発見。
なかなかのイケメンですね〜(^^)

ポーズを真似して記念撮影!

夢二が当時好んだファッションアイテムも用意されているので、夢二になりきって写真を撮ることも出来ます。
イリナにはコートが大きすぎたようで、ハリーポッターのコスプレみたいになりました(笑)

基本的には洋館ですが、和室も1部屋ありました。

火鉢もあったり。

趣のある化粧台?鏡?もありました。

2階には本館でお庭番として気まぐれ出勤している黒猫、「黒の助」の部屋も。

岡山市中区浜にある夢二郷土美術館(本館)に行けば、「黒の助」に会えるかもしれませんよ〜。


部屋中が「黒の助」だらけで、猫好きのイリナはこの部屋が気に入ったようです(^^)
2階にはもう一部屋あり、そちらは現代作家と夢二のコラボレーション展示空間となっていました。
少年山荘も夢二の作品を楽しむだけでなく、建物自体にも魅力がたくさんあり、とっても素敵な時間を過ごせますよ!
椿茶房(ミュージアムショップ&カフェ)

夢二生家記念館の横には、展示室兼ミュージアムショップ&カフェの「椿茶房」があります。

夢二の作風を活かしたアイテムや、かわいらしい黒の助のアイテムなど、お土産選びの時間も素敵な空間で楽しめます。
またカフェとしても営業されていて、抹茶のお点前体験をしたり、こだわりのドリンクでゆったりとした時間を過ごすのもオススメ。
※カフェ・ミュージアムショップのみの利用も可能です。(入館料不要)
▼「椿茶房」の詳しいレビューはこちら

「夢二生家記念館・少年山荘」のレビュー・感想まとめ
「滞在型の美術館」というコンセプトの通り、ただ夢二の作品を楽しむだけではなく、当時の暮らしや文化を感じれる素敵な場所でした。
SNS映えする写真が撮れたり、抹茶のお点前体験ができるカフェがあったりと、竹久夢二を知らない方でも十分に楽しむことが出来ますよ!
あとスタッフの方が、とても親切だったのが嬉しかった(^^)
サクッと見て回れば1時間ほど、ゆっくり見ても2時間あれば十分なので、ぜひ気軽に足を運んでみてくださいね〜。