「今の自分に出来る最高の一杯を、お客さんに届けたい」
そう語ってくれたのは岡山市北区奉還町にある、「empire coffee stand(エンパイア)」の若き店長「大橋さん」。
以前、「HAREnote」でお店の紹介記事は書かせていただいたのですが、今回は「大橋さん」という”人”にスポットを当てて紹介します。
大橋さんのプロフィール

今回はお店ではなく、大橋さん自身の魅力を取材させていただきます。
よろしくお願いします!



こちらこそ、よろしくお願いします!



出身は岡山ですか?






実は僕の妻も、倉敷出身なんですよ。
店長としてはかなり若いと思うんですが、今おいくつですか?






よく「若いのにしっかりしてる」って言われませんか?






TwitterなんかでHIPHOPがお好きだと知って、ちょっとネガティブな印象だったんですよ。



ヨメガスキーさんと同じく「チャラい・怖い」みたいな印象でした。






僕の人生は、良い意味でHIPHOPに壊されましたね(笑)
24歳という若さで、1つのお店の店長をされてる大橋さん。
HIPHOP好きでもあり、初めてお店を訪問する前は、正直チャラいイメージを持っていました。
実際にお話をするとチャラいどころか、誠実で熱いハートを持った方でした。
コーヒーとの出会い






その読書のお供として、コーヒーがあった感じです。
一言にコーヒーといっても、いろんな品種があって「奥が深いなぁ」と興味を持ちました。






※トラジャコーヒー
インドネシアのトラジャ地方で作られている、高級コーヒーの銘柄。






そこで得た基礎知識や技術をベースに、自分なりに試行錯誤して現在に至ってます。
大橋さんは職人気質な方で、かなりの試行錯誤をされた事を教えていただきました。
ここでは詳しい話は省きますが、コーヒー好きな方はぜひ大橋さんにお話を聞いてみてくださいね(^^)
独立をあと押ししたのは…



24歳という若さで独立するというのは、正直ハードルが高いと思いますが。



今のお店があるのは、「ETERNITY」の社長のおかげです。
※ETERNITY
奉還町にあるセレクトショップ。
「empire coffee stand(エンパイア)」は、「ETERNITY」の店舗の一部を改装してオープンされたお店。






僕がコーヒーに入れ込んでるのを知って、「じゃあうちの店で、やっちゃおう!」と誘っていただけたんです。






社長は僕にとって、本当に大きな存在で、近くにいられる事に感謝しています。






その当時は会社員として上場企業に勤めていたので、安定した人生を捨てるのは…っていう。



リスクはあるけど大好きなコーヒーを取るか、今のまま安定した生活を取るか。
挑戦することに決めるのは、かなり勇気が必要ですよね。



そんな時に勇気をくれたのも、音楽だったんです。
「神門(ゴウド)」さんの”なら、こう生きよう”という曲を聞いた時に、全てがふっきれました!
めっちゃ良い曲なんで、ちょっと聞いてください!
大橋さんがパソコンを出して、実際に聞かせてくれたのが↓の曲です。



やっぱり大橋さんの人生は、HIPHOPに支配されてる(笑)



この曲がなかったら、今の「empire」は無かったと思います。
コーヒーの奥深さ・魅力






僕も日々、試行錯誤して、より美味しいコーヒーを探求しています。






毎日、お客さんにコーヒーを提供する前に、自分で飲んでチェックしてます。






その微妙な違いを感じ取って、美味しさを引き出すように調整しています。



もはやコーヒーへの「愛」ですね!



コーヒーを淹れる人間の気持ちっていうのは、必ずコーヒーの味に影響します。



奉還町の”ゆるさ”が好き



大橋さんも、この場所って気に入ってますか?



その独特の空気感が、スゴく好きな部分です!



大橋さんは、地元愛って強い方ですか?



「岡山には何もない」って思ってる方もいるんですけど、全然そんな事なくて。
美味しい飲食店も、魅力的な場所もたくさんあるんですよね。



もっと岡山の魅力を知りたいし、知ってもらいたい。
岡山という地域を、もっと盛り上げるには、どうすれば良いと思いますか?



他の地域へ遊びに行くのも楽しい事ですけど、スグ近くにも魅力は転がってるんで。
あとは競争じゃなく、共存が大切だと思ってます。
好きなものは「好き」、嫌いなものは「嫌い」と、自分の芯をしっかりと持ってる大橋さん。
地元”岡山”に対しても、大きな愛を感じました。
ご自身が食事をする時にも、出来るだけ地元のお店を利用したり、お店の方とのコミュニケーションも楽しんでいるそう。
根底にあるのは感謝の気持ち
コーヒーの話をする時の表情は、本当に嬉しそうでコーヒーへの愛を感じました。



お店を経営していく中でも、競争より共存が重要ですか?



その中で争うよりも、お互いの良さを認め合って、共存することが重要だと感じてます。



どうして大橋さんの中で「共存」が重要な言葉として出てきたのか、もっと知りたい!



僕を取り巻く物や人、環境には本当に感謝していて、そこには競争はないんですよ。






その事にも深く感謝していて、だからこそ妥協のない「今の自分に出来る最高の一杯を、お客さんに届けたい」という決意でやってます!
コーヒーへの愛、地域への愛、挑戦すること、真摯な仕事ぶり。
その全ての根底にあったのは「感謝」なんですね。
「この若さで、なんてブレのない芯の通った考え方なんだろう」と不思議だったんですが「感謝」が全てと聞いて、その謎が解けました。
「”感謝”や”挑戦”」言葉にするのは簡単ですが、実際に行動に表れてるからこそ響く言葉です。
インタビュー後記
グルメ記事がメインの当ブログですが、「地域の魅力のある”人”も、『HAREnote』で紹介したいなぁ」と、ぼんやり考えていました。
考えてはいるけど、なかなか進まずの状態で自分の中でモヤモヤしてたんです。
そんな時に「empire」を訪れて大橋さんと出会い、「絶対この人にインタビューしたい!」と強く惹かれたんですよ。
圧倒的なエネルギーと真摯な仕事ぶりは、僕自身かなり多くのことを学ばせてもらいました。
そして、初めてのインタビュー企画という事で、詳細も決まってない段階から「こちらこそ喜んで!」と快諾してくださった事に、深く感謝してます。
大橋さん、この度は本当にありがとうございました!
これからも「最高の一杯」をお願いします(^^)
▼お店の詳しいレビュー記事はこちら
▼「empire coffee stand」SNSのフォローはこちら