「一杯のコーヒーにかける情熱」empire coffee standの店長にインタビュー

「今の自分に出来る最高の一杯を、お客さんに届けたい」

そう語ってくれたのは岡山市北区奉還町にある、「empire coffee stand(エンパイア)」の若き店長「大橋さん」。

以前、「HAREnote」でお店の紹介記事は書かせていただいたのですが、今回は「大橋さん」という”人”にスポットを当てて紹介します。

目次

大橋さんのプロフィール

ヨメガスキー
「HAREnote」を運営する、ヨメガスキーです!
今回はお店ではなく、大橋さん自身の魅力を取材させていただきます。
よろしくお願いします!
大橋さん
「empire coffee stand(エンパイア)」の店長「大橋」です。
こちらこそ、よろしくお願いします!
ヨメガスキー
まずは大橋さんの簡単なプロフィールから教えてください。
出身は岡山ですか?
大橋さん
はい!岡山県倉敷市の出身です!
ヨメガスキー
おぉ倉敷なんですね!
実は僕の妻も、倉敷出身なんですよ。
店長としてはかなり若いと思うんですが、今おいくつですか?
大橋さん
24歳です。
ヨメガスキー
24歳とは思えないほど、落ち着いた印象ですね。
よく「若いのにしっかりしてる」って言われませんか?
大橋さん
たまに…ですかね(笑)
ヨメガスキー
失礼な話なんですけど、初めて訪問するまで「チャラそう・ちょっと怖そう」ってイメージがありました(笑)
TwitterなんかでHIPHOPがお好きだと知って、ちょっとネガティブな印象だったんですよ。
大橋さん
HIPHOPって僕も昔は嫌いだったんですよ。
ヨメガスキーさんと同じく「チャラい・怖い」みたいな印象でした。
ヨメガスキー
好きになったキッカケは?
大橋さん
友人にゴリ押しされて聞いてみたら、HIPHOPの魅力に気付いたんです!
僕の人生は、良い意味でHIPHOPに壊されましたね(笑)

24歳という若さで、1つのお店の店長をされてる大橋さん。
HIPHOP好きでもあり、初めてお店を訪問する前は、正直チャラいイメージを持っていました。
実際にお話をするとチャラいどころか、誠実で熱いハートを持った方でした。

コーヒーとの出会い

empire コーヒー

ヨメガスキー
大橋さんがコーヒーを好きになったキッカケを教えてください!
大橋さん
もともと読書が好きで、よく本を読んでたんですけど。
その読書のお供として、コーヒーがあった感じです。
一言にコーヒーといっても、いろんな品種があって「奥が深いなぁ」と興味を持ちました。
ヨメガスキー
たしかにコーヒーって、豆の種類がたくさんありますね。
大橋さん
ある時「トラジャ」というコーヒーを飲んでメチャクチャ衝撃を受けて、「俺もコーヒーを淹れる仕事がしたい!」と思うようになりました。

※トラジャコーヒー
インドネシアのトラジャ地方で作られている、高級コーヒーの銘柄。

ヨメガスキー
コーヒーの淹れ方などは、どこかで修行されたのですか?
大橋さん
岡山にある某所で、修行させていただきました。
そこで得た基礎知識や技術をベースに、自分なりに試行錯誤して現在に至ってます。

大橋さんは職人気質な方で、かなりの試行錯誤をされた事を教えていただきました。
ここでは詳しい話は省きますが、コーヒー好きな方はぜひ大橋さんにお話を聞いてみてくださいね(^^)

独立をあと押ししたのは…

ヨメガスキー
現在のお店は、どのような経緯で始められたのですか?
24歳という若さで独立するというのは、正直ハードルが高いと思いますが。
大橋さん
そうですね。
今のお店があるのは、「ETERNITY」の社長のおかげです。

※ETERNITY
奉還町にあるセレクトショップ。

「empire coffee stand(エンパイア)」は、「ETERNITY」の店舗の一部を改装してオープンされたお店。

ヨメガスキー
ETERNITYの社長さんとは、お知り合いだったんですか?
大橋さん
はい、音楽を通じて知り合いました。僕がラッパーで、社長がDJという関係なんですよ。
僕がコーヒーに入れ込んでるのを知って、「じゃあうちの店で、やっちゃおう!」と誘っていただけたんです。
ヨメガスキー
そういう意味でも、HIPHOPに良い意味で人生をぶっ壊されたんですね(笑)
大橋さん
そうなんです(笑)
社長は僕にとって、本当に大きな存在で、近くにいられる事に感謝しています。
ヨメガスキー
社長さんからの誘いもあって、オープンに至ったんですね(^^)
大橋さん
ただ、自分の中ではスゴく悩んだというか、葛藤がありました。
その当時は会社員として上場企業に勤めていたので、安定した人生を捨てるのは…っていう。
ヨメガスキー
それは絶対にありますよね。
リスクはあるけど大好きなコーヒーを取るか、今のまま安定した生活を取るか。
挑戦することに決めるのは、かなり勇気が必要ですよね。
大橋さん
今までの人生の中でも、そうとう葛藤した時期でした(笑)
そんな時に勇気をくれたのも、音楽だったんです。
「神門(ゴウド)」さんの”なら、こう生きよう”という曲を聞いた時に、全てがふっきれました!
めっちゃ良い曲なんで、ちょっと聞いてください!

大橋さんがパソコンを出して、実際に聞かせてくれたのが↓の曲です。

ヨメガスキー
まさに、これから挑戦する方には最高の歌詞だ!
やっぱり大橋さんの人生は、HIPHOPに支配されてる(笑)

大橋さん
その通りです(笑)
この曲がなかったら、今の「empire」は無かったと思います。

コーヒーの奥深さ・魅力

empire コーヒー淹れ方↑コーヒーを蒸らすとフワッと膨らむのは、コーヒー豆の鮮度が良い証拠だそう。

ヨメガスキー
僕はコーヒーには詳しくないので分からないことだらけなんですが、かなり奥が深い世界なんですか?
大橋さん
メチャクチャ奥が深いですよ!
僕も日々、試行錯誤して、より美味しいコーヒーを探求しています。
ヨメガスキー
大橋さんが、特にこだわっている事ってあるんですか?
大橋さん
そうですね。
毎日、お客さんにコーヒーを提供する前に、自分で飲んでチェックしてます。
ヨメガスキー
コーヒーって、同じ豆を使っても毎日違ってくるものなんですか?
大橋さん
少しスピリチュアルな表現かもですが、コーヒーの気持ちとか表情を感じるんです。
その微妙な違いを感じ取って、美味しさを引き出すように調整しています。
ヨメガスキー
へ〜、コーヒーの表情や気持ちを感じる…。
もはやコーヒーへの「愛」ですね!
大橋さん
はい、まさにコーヒーへの愛なんです。
コーヒーを淹れる人間の気持ちっていうのは、必ずコーヒーの味に影響します。
ヨメガスキー
つまり、コーヒーを淹れるというのは、コーヒーと大橋さんの対話なんだ!

奉還町の”ゆるさ”が好き

ヨメガスキー
奉還町の線路沿いとい立地も「empire」の魅力の1つだと思うんですよね。
大橋さんも、この場所って気に入ってますか?
大橋さん
奉還町というか岡山駅西口エリアって、東口にはない”ゆるさ”があるじゃないですか。
その独特の空気感が、スゴく好きな部分です!
ヨメガスキー
確かに西口は、ゆっくりと時間が流れるような、昭和の香りみたいな物が残ってますよね(^^)
大橋さんは、地元愛って強い方ですか?
大橋さん
もちろん!
「岡山には何もない」って思ってる方もいるんですけど、全然そんな事なくて。
美味しい飲食店も、魅力的な場所もたくさんあるんですよね。
ヨメガスキー
僕も地域ブログを始めて、それを強く実感しています!
もっと岡山の魅力を知りたいし、知ってもらいたい。
岡山という地域を、もっと盛り上げるには、どうすれば良いと思いますか?
大橋さん
盛り上げるためには、1人1人の「地域への愛」が必要だと思いますね!
他の地域へ遊びに行くのも楽しい事ですけど、スグ近くにも魅力は転がってるんで。
あとは競争じゃなく、共存が大切だと思ってます。

好きなものは「好き」、嫌いなものは「嫌い」と、自分の芯をしっかりと持ってる大橋さん。
地元”岡山”に対しても、大きな愛を感じました。
ご自身が食事をする時にも、出来るだけ地元のお店を利用したり、お店の方とのコミュニケーションも楽しんでいるそう。

根底にあるのは感謝の気持ち

empire 店長↑じつは笑顔がとっても素敵な大橋さん。
コーヒーの話をする時の表情は、本当に嬉しそうでコーヒーへの愛を感じました。

ヨメガスキー
「競争ではなく共存」という言葉は、かなり深みがありますね。
お店を経営していく中でも、競争より共存が重要ですか?
大橋さん
岡山は全国的に見ると小さなコミュニティじゃないですか。
その中で争うよりも、お互いの良さを認め合って、共存することが重要だと感じてます。
ヨメガスキー
年齢で一括りにするのは失礼なんですが、24歳という年齢とは思えない達観した考えですね。
どうして大橋さんの中で「共存」が重要な言葉として出てきたのか、もっと知りたい!
大橋さん
今の僕があるのは、環境だったり、音楽だったり、応援してくれる方がいたからなんです。
僕を取り巻く物や人、環境には本当に感謝していて、そこには競争はないんですよ。
ヨメガスキー
「共存」という言葉の根底には、感謝の気持ちがあったんですね。
大橋さん
お客さんは「貴重な時間やお金」を使って、僕が淹れるコーヒーを飲んでくれてる。
その事にも深く感謝していて、だからこそ妥協のない「今の自分に出来る最高の一杯を、お客さんに届けたい」という決意でやってます!

コーヒーへの愛、地域への愛、挑戦すること、真摯な仕事ぶり。
その全ての根底にあったのは「感謝」なんですね。
「この若さで、なんてブレのない芯の通った考え方なんだろう」と不思議だったんですが「感謝」が全てと聞いて、その謎が解けました。

「”感謝”や”挑戦”」言葉にするのは簡単ですが、実際に行動に表れてるからこそ響く言葉です。

インタビュー後記

グルメ記事がメインの当ブログですが、「地域の魅力のある”人”も、『HAREnote』で紹介したいなぁ」と、ぼんやり考えていました。

考えてはいるけど、なかなか進まずの状態で自分の中でモヤモヤしてたんです。
そんな時に「empire」を訪れて大橋さんと出会い、「絶対この人にインタビューしたい!」と強く惹かれたんですよ。

圧倒的なエネルギーと真摯な仕事ぶりは、僕自身かなり多くのことを学ばせてもらいました。

そして、初めてのインタビュー企画という事で、詳細も決まってない段階から「こちらこそ喜んで!」と快諾してくださった事に、深く感謝してます。

大橋さん、この度は本当にありがとうございました!
これからも「最高の一杯」をお願いします(^^)

▼お店の詳しいレビュー記事はこちら

https://yomegasuki.com/empire

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